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Crocoblockを導入するとき、最初に迷いやすいのが「必要なプラグインだけ単体で買うか、All-Inclusiveのような全部入りで考えるか」です。価格だけを見ると単体購入が軽く見えますが、JetEngineを中心に動的サイトを作り始めると、あとから検索、フォーム、予約、ポップアップなどを足したくなることがあります。
この記事では、Elementor制作者向けに、Crocoblockの単体購入とAll-Inclusiveをどう判断するかを整理します。例にするのは、JetEngineで講座一覧を作り、あとから申し込みフォーム、絞り込み検索、会員向け案内を追加する小さな制作案件です。
最初の判断軸は「全部のプラグインが欲しいか」ではなく、JetEngineで作るデータ構造を今後どこまで広げるかです。1サイトで講師一覧だけなら単体でも足ります。複数案件で検索・フォーム・予約まで触るなら、All-Inclusiveの方が管理しやすい場面が出てきます。
価格や収録プラグインは変更される可能性があります。この記事では2026年5月19日時点で公式ページを確認したうえで、金額そのものより判断の順番を中心に説明します。

この記事で分かること
- 単体購入とAll-Inclusiveを比べる前に整理すること
- JetEngineを中心に購入判断をする理由
- 講座サイトを例にした必要機能の分け方
- 公式価格を見るときに確認したい項目
- 買いすぎ・作りすぎを避ける進め方
まず何を作る前提で考えるか
今回の例では、Elementorで講座サイトを作るとします。最初に必要なのは、講座情報を登録し、一覧ページと詳細ページに表示することです。この範囲なら、中心になるのはJetEngineです。講座というデータの箱(CPT)を作り、開催日、料金、対象者、講師、受付状態のような入力項目を持たせます。
設定としては、次のような小さな構成から始めます。
| 役割 | 名前の例 | 内容 | 最初に必要か |
|---|---|---|---|
| データの箱 | course |
講座情報 | 必要 |
| 入力項目 | course_date |
開催日 | 必要 |
| 入力項目 | price |
受講料 | 必要 |
| 入力項目 | target_reader |
対象者 | 必要 |
| 表示 | 一覧テンプレート | 講座カード | 必要 |
| 拡張 | 検索・フォーム・予約 | 後から追加 | 最初は不要でもよい |
ここで単体購入かAll-Inclusiveかを考えます。単体購入は、今すぐ使うものだけに絞れるのが分かりやすいです。一方でAll-Inclusiveは、あとから複数のJetPluginsを使う制作スタイルなら、ライセンスと学習の管理をまとめやすくなります。どちらが得かは、1回の価格だけでは決まりません。
JetEngineを判断の中心にする理由
Crocoblockには複数のJetPluginsがありますが、動的サイト制作で最初に見たいのはJetEngineです。なぜなら、一覧、詳細、検索、フォーム、予約、ポップアップの多くは、最終的に「どんなデータを持っているか」に左右されるからです。
たとえば、講座サイトで絞り込み検索を入れたいなら、検索対象になる開催日、カテゴリ、料金、対象者を入力項目として分けておく必要があります。申し込みフォームと連携したいなら、申込内容と講座データの対応を考える必要があります。予約や会員向けページへ広げる場合も、講座、講師、受講者、申込状態の関係を整理しなければいけません。

このため、購入判断の最初の問いは「どのプラグインが多機能か」ではなく、「JetEngineで作るデータを、今後どこまで使い回すか」です。ここが曖昧なまま全部入りを買うと、使わない機能だけが増えて学習コストになります。逆に、複数案件で毎回JetEngineを土台にするなら、単体を足し続ける方が面倒に感じる場面もあります。
先に機能を書き出してから価格を見る
購入ページを先に見ると、どうしても価格差や割引表示に引っ張られます。そこで、先に作る機能を紙やメモに書き出します。講座サイトなら、講座一覧、講座詳細、講師紹介、申込フォーム、開催月の絞り込み、会員向けのお知らせ、予約カレンダーのように分けます。
そのうえで、各機能を「今すぐ必要」「近いうちに必要」「あると便利だが後回し」に分けます。
| 機能 | 必要時期 | 主に使う考え方 | 購入判断への影響 |
|---|---|---|---|
| 講座一覧 | 今すぐ | JetEngineのデータと一覧 | JetEngine中心で判断 |
| 申込フォーム | 近いうち | 申し込みフォーム | フォーム系も比較対象 |
| 開催月の絞り込み | 近いうち | 絞り込み検索 | 検索系も比較対象 |
| 会員向け案内 | 後回し | 表示条件とポップアップ | 初回購入では急がない |
| 予約カレンダー | 未定 | 予約プラグイン連携 | 必要になってから再判断 |
この表を作ると、「全部入りにした方が得そう」という感覚が少し冷静になります。近いうちに使う機能が2つ以上あり、しかも複数案件で繰り返し使うならAll-Inclusiveを比較しやすくなります。反対に、今すぐ使うのがJetEngineだけなら、単体から始める判断も自然です。
単体購入で十分なケース
単体購入が向いているのは、目的がはっきりしていて、使うプラグインが少ない場合です。たとえば、1つのサイトで講座一覧と詳細ページを作りたいだけなら、JetEngine単体を中心に考えられます。公式のpricingページでも、各プラグインを個別に選べる構成が表示されていました。
単体購入を選びやすいケースは、次のような場合です。
- 1サイトだけで使う
- 講座一覧、事例一覧、店舗一覧など、用途が1つに絞れている
- フォームや予約機能は既存プラグインで足りている
- まずJetEngineの考え方を小さく試したい
- 使わないプラグインを増やしたくない
ここで大事なのは、安いから単体にする、ではありません。最初に作る範囲が小さいから単体で十分、という判断です。少し地味ですが、この違いは大きいです。安さだけで選ぶと、あとから別機能が必要になったときに判断をやり直すことになります。
All-Inclusiveを検討しやすいケース
All-Inclusiveが向いてくるのは、JetEngineだけで終わらず、複数の機能を組み合わせる前提がある場合です。2026年5月19日時点で公式pricingページを確認すると、Elementor向けのAll-Inclusiveには21 JetPlugins、JetFormBuilderとPRO Add-ons、動的テンプレート、1年のアップデートとサポートが含まれる説明がありました。価格表示もありましたが、セールやプラン構成は変わるため、最終判断は必ず公式ページで確認してください。
All-Inclusiveを検討しやすいのは、次のようなケースです。
- 複数サイトや複数案件でCrocoblockを使う予定がある
- JetEngineに加えて、絞り込み検索や申し込みフォームも使いそう
- 予約、WooCommerce、ポップアップなどの相談が出やすい
- プラグインごとの購入・更新管理を分けたくない
- 学習するならCrocoblock全体の組み合わせで覚えたい

ただし、全部入りは「全部使わないと損」という意味ではありません。むしろ、全部使おうとすると設計が膨らみすぎます。講座サイトなら、最初はJetEngineで一覧と詳細、次に必要なら申し込みフォーム、その後に検索や会員向け案内、くらいの順番で十分です。
講座サイトで考える購入パターン
具体例として、講座サイトを3段階で考えます。最初の段階では、JetEngineで講座情報を登録し、Elementorで一覧と詳細を表示します。この時点では単体購入でも進められます。
course、course_date、price、target_reader を用意し、一覧テンプレートで表示する。段階1だけなら、購入範囲はかなり小さくできます。段階2や段階3まで見えているなら、単体を追加していくか、All-Inclusiveでまとめるかを比較します。ここで少し迷いやすいのは、「将来使うかもしれない」を全部入れてしまうことです。将来の可能性ではなく、次の3か月から半年で本当に作る機能を基準にした方が現実的です。
公式価格を見るときの確認ポイント
価格を見るときは、金額だけでなく条件も確認します。公式ページでは、サイト数、アップデート期間、サポート期間、収録プラグイン、ビルダー別の対応が並んでいました。Elementor向け、Gutenberg向け、Bricks向けなどで内容が違う場合があります。

見るべき項目は、次の5つです。
- 使うサイト数: 1サイトだけか、複数サイトで使うか
- アップデート期間: 1年なのか、長期なのか
- サポート期間: 制作中に質問できる期間が必要か
- 対象ビルダー: Elementorで使うのか、GutenbergやBricksも触るのか
- 本当に使う機能: JetEngine、フォーム、検索、予約、WooCommerceなど
価格表示はセールで変わることがあります。記事内の数字だけで判断せず、購入直前に公式ページを開いて確認するのが安全です。制作案件で使う場合は、クライアントに費用を伝える前にも再確認してください。
運用すると何が楽になるのか
All-Inclusiveを選ぶメリットは、機能が多いことだけではありません。複数プラグインを同じ考え方で使えるため、JetEngineのデータを中心に、検索、フォーム、予約、ポップアップへ広げやすくなります。たとえば、講座データを作り、一覧を表示し、絞り込みを付け、申し込みフォームへつなぐ。別々のプラグインを探してつなぐより、同じ製品群の中で考えやすい場面があります。
単体購入のメリットは、余計なものを入れずに済むことです。管理画面に使わない機能が増えにくく、学習範囲も絞れます。特に初心者が初めてJetEngineに触るなら、全部入りより、まず1つのデータ構造を理解する方が早い場合があります。
つまり、運用面で楽になる方向が違います。単体購入は、今のサイトを小さく進める運用が楽です。All-Inclusiveは、複数機能や複数案件をまたいで管理する運用が楽になりやすいです。どちらも正解になり得ます。

どこから複雑になりすぎるのか
Crocoblockは多機能ですが、導入すれば制作の判断が全部なくなるわけではありません。むしろ、使える機能が多いほど、何を作らないかを決める必要があります。講座一覧に検索、フォーム、予約、会員ページ、ポップアップ、比較表まで一気に入れると、初心者には管理しきれない構成になります。
また、会員機能、予約、フォーム送信、個人情報を扱う部分は特に慎重にした方がいいです。Crocoblockのプラグインは表示や管理を助けますが、セキュリティ設計、権限管理、個人情報の扱い、バックアップ、表示速度の確認を自動で肩代わりするものではありません。ここを飛ばして「全部入りだから安心」と考えるのは危険です。
ライセンス面でも、公式アカウントやライセンスキーを雑に共有しないことが大事です。公式ページにはサブキーに関する説明もありました。クライアント案件で使う場合は、ライセンス条件、納品後の更新、誰がアカウントを管理するかを先に決めておく方が後で揉めにくいです。
買う前に小さく決めるチェックリスト
購入前には、次のようにメモしてから判断すると迷いにくいです。
- 今回作るサイトは1つか、複数案件の土台にするか
- 必須機能はJetEngineだけか、フォームや検索も必要か
- 今後3か月以内に追加する機能は何か
- クライアントに更新を任せる項目は何か
- 使わない機能まで学習する余裕があるか
- 公式の価格、サイト数、更新条件、サポート条件を確認したか
このチェックで「JetEngineだけで足りる」と見えるなら、単体から始めるのは自然です。「検索、フォーム、予約、ポップアップまでほぼ見えている」と分かるなら、All-Inclusiveを比較対象に入れます。感覚で決めるより、作る機能を書き出す方が判断しやすいです。
クライアント案件では更新責任も決める
自分のサイトで試すだけなら、購入後の管理は自分で決められます。クライアント案件で使う場合は、もう少し現実的な話が必要です。誰のアカウントで購入するのか、更新費用は誰が払うのか、納品後にサポートが切れたらどうするのか。このあたりを曖昧にしたまま制作に入ると、あとで説明が難しくなります。
たとえば、制作側のライセンスで複数案件を管理するなら、サイト数、サブキー、更新期限、退職や担当変更時の管理を確認します。クライアント側に購入してもらうなら、ログイン情報やライセンスキーを制作会社に丸投げしない運用を決めます。ここは華やかな機能紹介ではありませんが、実務ではかなり重要です。
また、All-Inclusiveを選ぶ場合でも、クライアントに「何でも追加できます」と言わない方が安全です。フォーム、予約、会員ページ、WooCommerce拡張は、それぞれ設計・テスト・個人情報の扱いが必要です。プラグインが含まれていることと、追加機能を低コストで安全に作れることは別です。
提案時には、まずJetEngineで作る範囲を明確にし、追加機能は段階ごとに見積もる形が現実的です。たとえば「初回は講座一覧と詳細まで」「次回改修で申し込みフォーム」「必要になったら絞り込み検索」のように分けると、購入プランと制作範囲の話が混ざりにくくなります。
制作側としても、使うプラグインを増やすほど検証範囲は広がります。単体購入なら確認する設定は少なめですが、All-Inclusiveを前提に複数機能を入れるなら、表示速度、更新時の互換性、管理者向けの操作説明まで見ておきたいところです。購入プランの判断は、制作費とは別に、運用説明の手間にも関係します。
この判断が向いている人・向いていない人
この記事の判断方法が向いているのは、Elementorで静的ページは作れるけれど、JetEngineを中心に動的サイト制作へ進みたい人です。制作案件ごとに、どの機能を足すべきかを見極めたい人にも向いています。
向いていないのは、「とりあえず全部入れて、あとで考える」進め方をしたい人です。Crocoblockは多機能なので、何も決めずに入れると、管理画面も学習範囲も広がります。最初は、作るデータ、表示するページ、運用する人を決めてから購入範囲を選ぶ方が堅実です。
まとめ
Crocoblockを単体購入にするかAll-Inclusiveにするかは、価格表だけで決めるより、JetEngineを中心にした制作範囲で考える方が分かりやすいです。1サイトで講座一覧や事例一覧を作るだけなら、単体購入で小さく始める選択があります。複数案件で検索、フォーム、予約、ポップアップまで広げる予定があるなら、All-Inclusiveを候補に入れる価値があります。
ただし、全部入りを選んでも、全部を一度に使う必要はありません。最初はJetEngineでデータの箱と入力項目を作り、Elementorで一覧を表示する。必要になったら、検索やフォームを足す。これくらいの順番で進めると、機能に振り回されにくくなります。

