どうも!
過去に幼稚園教諭と保育士として勤めていたカズマです!
今、日本では保育士不足に悩まされています。
20年以上前から少子化、少子化と叫ばれていますが、少子化でも保育園に子供を預けたい親は増えていて、都心部では待機児童が増え続けている現状です。
そんな中、ホリエモンこと堀江貴文がつぶやいた内容がコチラ。
1か月ほど前ですが。
ぶっちゃけ保育士なんて資格を作っていることがナンセンスと思うよ。
保育士獲得競争、アクセル全開 都心の求人倍率は66倍 (朝日新聞デジタル) – https://t.co/1kE6GtU12E— 堀江貴文(Takafumi Horie) (@takapon_jp) May 29, 2016
この発言あなたはどう思いますか?
僕は子供に関わる仕事からは一旦身を引きましたが、子供への想いは人一倍熱いので意見を述べさせてもらいます。
もくじ
人間形成に最も重要な時期の子供たちを無資格者に保育させるのか!?
保育園では0から6歳までの乳幼児期の子供たちを保育します。
乳幼児期の子供たちは、小学生よりも、中学生よりも、高校生よりも脳も体も発達します。
この時期の発達は、その後の人生を左右するくらい大事な発達をします。
それは人間形成の核となる部分が育つからです。
こんなことは説明するまでもなく多くの方が理解されていることでしょう。
しかし、乳幼児期の子供の発達を援助する大人次第で大きく変わってくるのです。
保育士は1人ひとりの子供へ専門的な援助を
乳幼児期の子供は発達の個人差というものがものすごく大きいのです。
とくに4月生まれと早生まれの子供では同じ年代の子供でも大きく違います。
例えば、3歳児クラスで人の絵を描くとします。
- 4,5月生まれの子供は棒人間のような絵を描いています。
- 早生まれの子供は顔から手と足が生えているカービィのような絵を描いています。
この時に早生まれの子供に
「人にはね、顔があって体があって、体に手と足があるんだよ!よく見てごらん。」
みたいなトンチンカンなことを言っても伝わりません。
これは、単純に認知能力の発達の差があるのです。
4・5月生まれと早生まれでは1年程度の差があるのでこんなものなのです。
認知能力の差があるので、早生まれの子供に棒人間のような絵を描くことを強要してはダメです。
保育士は専門的な知識を有しているので、こういった子供の発達の差をきちんと理解しています。
つまり、保育士は1人ひとりの発達に応じた言葉がけ・援助をすることができます。
保育士の適切な援助の中で子供たちはすくすくと健康に育つことができるのです。
ただ、資格すら持たない人間が保育するとどうなるんでしょうか?
資格すら持たない人間に保育はできない。せいぜい子守になるだけだ!
保育資格を持たない人間が保育をすることはできない。
それは子供をそもそも理解していないからだ。
保育士とは子供の命を守り、心身ともに豊かに育んでいくのが使命なんだ!
それを資格すら持たない人間に任せるなんて言うのはおかしい。
あり得ない。
堀江貴文という男は何を考えているのだろうか?
ただ、保育士不足さえ解消されればそれで問題は改善されるとでも考えているのか?
もし、乳幼児期の子供を育てるという専門性が強い職業に資格を持たない人間が参入できるとすれば、将来の日本は今よりもさらにダメになる。
そもそも保育士不足は資格云々の問題ではない!
原因はもっと別のところにある!
保育士不足は待遇の悪さからきている
給料があり得ないくらい低い!
保育士の給料はあり得ないくらい安いです。
公立の給料でギリギリ最低限の生活ができるレベルです。
ほんとに。普通にバイトしてるほうが稼げます。
ましてや私立の保育園だともっとヤバいところがあります。
手取り15万とかね。
手取り15万ということはボーナスを入れても年収300万には届きませんよ。
保育の世界はこんなレベルなのです。
日本という国は将来を担う希望あふれる子供たちを軽視しているのです。
保育士が大事な職業だと国が理解していれば、保育士の給料の改善をします。
そうすることで保育士の離職率は下がり、保育士の質がもっと上がります。
離職率が上がると入れ替わりが多くなり、現場に残されるのは若手ばかりになります。
中堅、ベテラン層が薄くなり保育の質が大幅に下がるんです。
休みが全然取れない・取りにくい
保育士不足の結果、保育現場に余裕はありません。
つまり、休みを取ることすらできないのです。
休みの職員の分をカバーできる人がいないのです。
また、余裕があったとしても担任をしていると休みを取りづらい現状というのはあります。
保育園はまだ休みは取りやすかったですが、幼稚園の場合は休みは絶対に取れませんでした。
「担任が休んだら、誰が保育すんの?休みとか取れるわけないやん!」
僕は幼稚園教諭3年の間、休んだことはありません。
また、保育の準備にも時間が多く取られるので休日出勤も当たり前!
休みすら取れない、休日出勤も当たり前。
そんな職場環境では長く働くことは不可能です。
待遇の大幅改善をしない限り、保育士不足は解消されない
ホリエモンよ。
保育士資格を廃止するという考え方自体がずれているんだよ。
保育士不足を解消するには、
- 給料を一般企業並みに底上げする
- 休暇の取りやすい職場環境に変える
この問題に関して日本政府が見て見ぬふりをする限りは保育士不足は解消されない。
保育士の方々、一時金といっておこずかいを給付されたくらいで喜んでいてはダメですよ。
それは日本政府の甘い罠です。
保育士は国に頼らなくても稼ぐ手段を!
国が待遇改善に本気で乗り出すことは当面期待できません。
いつか改善されるかなー?なんて待っていても、生活が困窮していくだけです。
保育士の給料以外にも自分自身だけの力で稼いでいく手段を獲得してください。
ただ、それをWワークということでやってしまうと、そうでなくても体力的にきつい保育士という仕事。
Wワークは絶対にお勧めしません。
やるならネットを使った仕事です。
例えば僕はネットだけで組織に縛られることなく24時間いつでもどこでもお金を稼ぐことができます。
その手段として「ブログ」があります。
初心者でも簡単にできるように応援させてもらっているので、興味がある方はぜひご覧ください!